チョモの近況 =     牛歩ながらも一歩ずつ  Let's Enjoy Our Life !

「感謝!大日小屋!(山行編)」 '09-10-16

ようやく大日小屋、山行編です!
天気が!景色が!素晴らしかったんですよ!
なので、遅くなりましたがUPします!
長々と綴ります。覚悟して下さい。

まず、遅くなった理由と、写真の言い訳をしますと…
写真をクリックして大きい画像で観ると気付かれるかと思いますが、
日付が印字されており、しかも2008年!?
当然ながら2009年!間違いありません!

私は、山には「フィルム」の一眼レフを持って行きます。
で、サブでコンパクトデジカメを持って行ってました。
これまでUPした写真はすべてデジカメの写真です。
実はデジカメの所有者は母でして、プレゼントした経緯もあり、
ジャイアンのように使ってきましたが、今回はバッティング。残念。

なので、今回の写真は同行した友人のデジカメを借りて、
私が撮ったものを中心にUPしてます。
友人のカメラは撮影した時に「日付有り」で設定されてると、
後で変更ができないのです。皆さまもご用心!
以上!言い訳でした。

10月3日
朝、9時頃まで雨が降ってたそうです。
ケーブル&バスを乗り継いで、昼過ぎに室堂に到着したら、
目の前にドーン!
立山 室堂より (写真をクリックすると大きくなります)
うわあ〜〜〜!すげえ〜!いいねえ〜!
空と山が、なんかやさしい色だったなあ。

今回、初めて室堂に泊まりました。
これまでも、剱岳や薬師岳、前回の大日岳に行った時に通っては来ました。
でも、限られた休み、せっかくここまで来たらここも!と欲張るものだから、
室堂は通り過ぎるだけ。

たいてい初日は、真夜中に家を出て4〜5時間運転し、そのまま登る。
言いたかないけど、歳と共にキツくなってきた…。
今回は「唄う」予定だったので、なるべく無理はしないでおこうと、
二泊三日の贅沢&優雅な山旅。

この時期、紅葉が見ごろなんじゃないかと期待!
立山 室堂より  ちょっと遅かったようです。
今年は早いようです。1週間前が見ごろだったようです。
夜、小屋で写真集を見ちゃったら、あまりの違いに、見なきゃよかった…。
知らぬが仏。

とにもかくにも、この素晴らしい景色の中で自炊&夕食。
メニューは私たち定番の「ロコモコ丼」
ご飯を炊いて、ハンバーグをあっためて、アボガドを切って、
レタスをちぎって、温泉卵をのっけて出来上がり!
ロコモコ丼 簡単!旨い!サイコー!

夜空は満月!  中秋の名月
中秋の名月だったんですねえ。
思わぬご褒美。ありがとうございます!

10月4日(天使の日) 見事!快晴!
紅葉

一歩、一歩、歩くたびにどんどん山が見えてくる!
剱岳が!その奥には白馬岳をはじめとする後立山連峰!
薬師岳に!更には槍ヶ岳!穂高!キリがナイ!

剱岳と山々  薬師岳と山々
↑剱岳!
富山湾  剱岳
↑富山湾、能登半島まで!

いやあ、ほんっとに最高の天気!景色!
何ひとつ、ガスや雲に隠れることなく丸みえ!
昼過ぎまで、雲ひとつナイ!なかなかナイ!ほんとにナイ!
よくあるんですよ〜。天気はいいのに上空だけ青空で景色は…ってことが!
これが一番うらめしかったりするんです。

出会った方々も、みんな、いい顔してたなあ。
立ち止まっては、「あの山は何?」
記憶と、地図を広げて、指さして。
お天道様、感謝申し上げます!

この室堂から大日小屋までのコースは、
まさに「稜線散歩」と呼ぶにふさわしい。右も左も前も後ろも素晴らしい!
多少のUP&DOWNはあるものの、そこはやはり山、許容範囲。
しかし、大日小屋から称名の滝への下りは侮れませんよ。ご用心。

夕焼け この夕焼けを見届けて、ライブとなりました。

最高の天気と景色に恵まれて、大日小屋で唄わせて頂けて、感無量!
また、忘れられない山旅になりました。ありがとうございました!
また、大日小屋のブログに「大日岳」と「一歩」の写真まで載せていただき、
ありがとうございました!

近況。
9月の初め頃から創り始めた曲。
言いたかないけど、お恥ずかしながら未だに完成しておりません。
でも、諦めてなどいません。
諦めなければ、完成できると信じてます。
それまで呆れるほどグルグルします。

明日からクライマックス!
日本一を目指します!
勝手に「ドラゴンズVS楽天」を願ってます。
皆さまもどうぞ!応援、よろしくお願いします!


「みんなで木曽駒ケ岳」 '09-10-13

本日も晴天なり!
中央アルプス、木曽駒ケ岳に行って来ました!

青空!木曽駒ケ岳  青空!木曽駒ケ岳

木曽駒ケ岳  木曽駒ケ岳

いやあー、今年の山、私、ほんっとに天気に恵まれてます!
積年の暴風雨山行の修行の成果でしょうか?
その経験があるからこそ、ありがたみがワカル!
ありがとうございます!

ロープウェーもありがたい!
軟弱トレッカーは、楽して行けるなら楽したい!
2600m付近まで連れてってくれるなんて、ありがたやー。
3時間ほどハイキングして来ました。
これまで山に登ったことがない方もここはオススメです。

メンバーは、10年前に山で知り合った福岡と東京の友人、
いつも一緒に登ってる友人、そして両親含め、計8名。
前夜は、再会を祝して我が家で深夜まで宴会。
寝不足もお天気が景色がフッ飛ばす!

いやあ、素晴らしいお天気と、素晴らしい景色!最高!
今年登った甲斐駒ケ岳をはじめ、南アルプスの山々、そして富士山まで!
これまで何回も家族旅行で来たことがあります。
でも、最後は小学生の時。懐かしかった〜。
そうそう、この景色!憶えていますとも!

私たち同様、素晴らしい景色を見たい人は多いわけで、すごい人でした。
東京から来た友人が「東京みたい」
説得力があります。

登りのロープウェーは1時間半待ち。
ロープウェーに乗る頃には、見上げれば上はガスって見えない…。
あらららら〜、と思いきや、ロープウェーがガスを突き抜け、青空が!
ありがたやー。

帰りのロープウェーも混雑が予想されたので、
父が整理券をもらいに一足先に下山してくれたのに、2時間待ち。
連休の晴天、侮れません。

帰りの、中央道からの車窓風景も、
こんなに素晴らしい南アルプスの夕景を見たことがない!
車窓より南アルプスの夕景

福岡と東京からの友人は、名古屋を18時発予定。
ところが帰りの高速も大渋滞。
三連休の最終日、侮れません。

福岡への最終新幹線は名古屋発20:30。
それさえ危うい。
「ETC¥1,000の恩恵で、この切符がパーになるのか…」と福岡の友人。

翌日は仕事。何としても帰らねば!
土地勘のない東京の友人が、地図に目を凝らしナビ。
「三人寄れば文殊の知恵」
見事20:15名古屋駅着!間に合ったー!
めでたし、めでたし。

帰宅後も家族で写真上映会。
「いやあ、いいねえ〜、よかったね〜」
この言葉しか出てこない。

きっと今年最後であろうアルプス。
最高の締めくくりとなりました。

※大日小屋の山行編、忘れてはいません。
なんだかんだと…、今度こそ近日中にUP予定。
まずは旬な「近況」から書いてみました。


「感謝!大日小屋!(ライブ編)」 '09-10-06

10月4日!
勝手に「チョモ1周年&誕生感謝ライブ!」
念願の大日小屋に感謝を伝えに行って来ました!
思いっきり唄ってきました!

ランプとギターの小屋  ライブ@大日小屋09-10-04

大日小屋の皆さま、聴いてくださった皆さま、
遠路はるばる来て下さった北岳おじさん(7月に北岳でお会いした)
本当にありがとうございました!
あたたかいお言葉を、ありがとうございました!
また、どこかの山でお会いしたら、是非、声を掛けて下さい!

デキはね…。
標高2400m。侮れません。酸素うすいんですね。
ライブ前に練習がてら唄ってみてビビりました。
息が続かない!なんてハードな唄を創ってきたのか?
もっと楽に唄える唄を創りましょう!私!

おまけに声もひどい。ガラガラ。
今回は無理のないスケジュールで、万全を期してたはずなのに…。
空気が乾燥してるから?冷気?
参った、参った!焦った、焦った!
急いでうがい薬でうがいをして、トローチをなめて気休め。

選曲も、これ唄おうと思ってたんだけどなあ…、あまりにヒドイ…。
じゃあ、これは?…、これも…。なに唄う?唄える?私?
これは開き直るしかありません!
出来ることは、思いっきり唄うだけです!

「上手い」とか「下手」とか「いい」とか「悪い」とか、
そんなことはどうでもいいんです!
それは人様が決めることですから!

というわけで、せめて、思いっきり唄ってきました!
練習不足丸出しの間違えまくりで、焦りまくりでしたが、
今年一番唄いたかった場所、大日小屋で、
思いっきり唄わせていただけて、それだけで大満足しております。

それから、私、今回、初めて、サングラスせずに唄ったんスよ!
サングラスは持参して行きました。するつもりでした。
でも、そこは「ランプとギターの小屋」。暗いんです。
カンニングペーパー(歌詞)が見えないんです。
ええーーーい!!!開き直りました!

同行してくれた友人がポツリと、
「サングラスしない方がいいかも?」
はい。散々言われてます。
わかってます。わかってるつもりです。でもね…。

1.何度でもHappy Birthday
2.自転車にのって
3.うたいましょう
+コケコッコー(アンコール)

2年前に弾き語りをして下さったスタッフの方がみえたので、
リクエストをしたら、翌朝、出発前に唄って下さいました!
感無量でした!ありがとうございました!

大日小屋のスタッフの方々はみんな、
オーナー杉田健司氏(ギター製作家)の SUGI CRAFTのお弟子さんです。
押尾コータローさんも使われてるそうです。
そんなすごいギターを弾かせて頂いちゃいました!ありがとうございました!
ギターが悪くなってないといいのですが…。

私の後に、スタッフの方のライブも聴かせていただきました。
押尾コータローさんの曲を演奏されたのですが、
それは、言うまでもなく上手すぎる!
心地よかったー。素敵なライブをありがとうございました!

そして、私の二歩目が始まりました。

※山の写真などの山行話は、近日、UP予定です。


「初登頂!富士山の土産話」 '09-09-03

8月22・23日、富士山に行って来ました!
富士山!とうとう登っちゃいました!

「近況」でもこぼした通り、体調を崩してしまいまして、
次の週末にはライブも控えてるし、でも言い出しっぺは私だし、
私が辞めると・・・、行こうか行くまいか、散々迷ったのですが、
ありとあらゆる検査を受けた結果、ドクターストップも出なかったし、
少しは回復してきたので、無理はせず8合目辺りまででも行こう!と決行。

当初予定していた両親は、急きょ不参加になりましたが、
天気にも恵まれ、9名全員が笑顔で無事に登頂することができました!
ありがとうございます!
富士山メンバー9名 このメンバー9名で富士山登頂!

初めての富士山、驚き満載でした!
まず、聞いてはいましたが、人の多いこと多いこと!ここは東京か?
今年1、2を争う人出だったそうな。
しかも、意外や意外!若者の多いこと多いこと!
他の山では、8割?9割?が50代&60代と思われるのに、
若者も富士山には登るんですねぇ。

富士山と言えば「汚いから世界遺産になれなかった」
と聞いていましたが、ゴミはほとんど目に入りませんでした。
みんなの意識と清掃活動の賜物なのでしょう。うれしいねえ。
やっぱり、あんなに美しい富士山が実は汚いなんて悲しいもんなあ。

そして、富士山はとにかく過酷だと聞いてましたが、
意外や意外。8合目までと思ってた私も迷うことなく登頂。
「普段、山に登らないから御在所に一回登って来た」というメンバーも、
「御在所の方がキツかった」と。

あらためて、山は「登り方」次第なんだなと。
無理のないスケジュールで、ちゃんと睡眠を取り、ゆっくり歩く。
もちろん、山をなめてはいけませんが。

私たちが行ったコースは、須走口。
5合目の標高が一番低いが、緑が多いと言われるコース。
聞いていた通り高山植物にも出会えたし、いいコースだと思います。
まあ、初めてだから比較はできませんが。

富士山は眠らない山なんですね〜。他の山ではありえない!
山小屋の方にド叱られますよ〜!
夜中、何時に目が覚めても、耳栓してたのに人の声がよく聞こえたなあ。
多くの方が、頂上での御来光を目指す中、
私たちは、少しでも安全に、無事に登頂できるように、
7合目(3000m)で宿泊し、そこで御来光を望む計画。

自画自賛ですが、この計画、おススメです。
どうしても頂上で御来光を!という方は別ですが、
なるべく楽に富士山に登ってみたい!という方にはおススメです。

それから驚いたのは、物価の高いこと高いこと!
500mlの水が525円!トイレは1回200円!まあ、全てが高い!
けど、持てば荷物が重く過酷になるし、高山病対策としても水は飲まなくてはいけないし、トイレも行かないわけにはいかない。
お金で解決できる事はお金で、お賽銭だと思って払って参りました。

その御利益でしょうか?
7合目からは素晴らしい御来光が見られました!
御来光(富士7合目より)  7合目からの御来光
でも、頂上はガスってて御来光は厳しかったようです。わからないものです。
Thanks for Good Luck!

無事に登頂し、さあ、お鉢巡りをしよう!と出発したのですが、
暴風&砂嵐に100mほどで撃沈、退散。お鉢だけ覗いてきました
富士山頂とお鉢 冨士山頂のお鉢はこうなってるんだー。
私は普段コンタクトなのですが、富士山にコンタクトはNGです。
どうしてもコンタクト!という方は、完全密閉のゴーグルが必需です。
お忘れなく。

須走口コースの下りは「砂走り」です。
「砂走り」とは、深い柔らかい砂の激急斜面を垂直に下ってく感じです。
この砂走り!はじめは新鮮で面白くて走ってみたりしたのですが、
少々、いや、かなり過酷です。長過ぎ!砂まみれ!ありえない!
砂対策の結果 砂対策の結果
この恰好で挑んでも砂で眉毛がつながります。
もれなく砂シャドー入りの歌舞伎役者かプロレスラーか。

最後は疲れ果て候。
まあ、どう下っても、1700mを一気に下るわけだから疲れるはずです。
まあでも、とにもかくにも、みんな無事に登頂&下山できて何よりでした!
それにしても、今年の山、私、天気に恵まれてるなあ。感謝感謝。

富士山。
初めて登ってみて、一生に一度は登ってみてもいいかも。
冨士登山はお祭り。お祭りです。
そして、「空の広さ」を感じたなあ。見渡せば空。いろんな空をみた。
ダンシングモ   UFO雲

近況。
とにもかくにもライブが終わってほっとしてます。
ライブのビデオを観ましたが、私、相変わらず一杯一杯ですね。
アチコチ間違えては焦りながら・・・。
これでも少しは慣れてきてるんでしょうか?自分の姿は一番見えないもの。
MCはもう少し計画的にさあ・・・、どうしてそこで間違えるかなあ?!
反省は尽きませんが、ただただ感謝です。ありがとうございました!
まあしばらく腑抜けになります。


「梅雨明け!甲斐駒ケ岳」 '09-08-05

またまた山に行って来ました!
今回は、南アルプスの甲斐駒ケ岳(2967m)
甲斐駒ケ岳
↑この山に登ってきました(写真をクリックすると大きくなります)
私たちが行く日を知ってたかのように、梅雨明け宣言!
めでたい!ありがたい!しかし、実に遅い!

「私、今年、富士山行くよ」
何気なく言った言葉に食らいついた母。
「いつ?」「ねえねえ、お父さん、行こうよ!」
完全に乗り気。誰も誘ってないのに・・・。

というわけで、今回の山は、
両親の富士山に備えての足慣らしのお供。というか荷物持ち、というか…。
理想的には一泊二日コースなんだけど、日程が取れず、強行日帰り登山。

午前2:30出発。
登山口はマイカー規制がかかってるからバスに乗らなくてはならず、
始発6:05に乗り、最終16:00までに登って降りてくる。
コースタイム(休憩抜き)は7時間10分。タイムリミットとの戦い。

昨年は一緒に行けなかったので、両親は2年ぶりのアルプス。
グッド・タイミングで梅雨明けした青空のもと、
「いいねえー!気持ちいいねえー!うれしいねえー! あー!ここにこんな花が!写真撮って撮ってー!あー!仙丈が見えてきたー!甲斐駒だー!…」
感動しきり、ハイテンション、道草大臣、マイペースの母。
感動はよーくわかりますが、しょっぱなからコースタイムオーバー。
ねえ、知ってる?タイムリミットあるの。

母には大弱点が。高山病にすこぶる弱い!
これまで一緒に行ったアルプス、もれなく高山病。
はしゃぎ過ぎ、しゃべり過ぎ、そしてダウン。お約束のように。

最近知ったのが、高山病になりやすい人は腹式呼吸が苦手らしい。
風船を膨らますのが苦手な人は、そういうことらしい。
というわけで、思い出しては風船を膨らましてた母。

しかーし!やっぱり、2700mを超えた辺りから、様子がおかしい。
だんだん牛歩に、だんだん悲壮感が・・・。
時計とにらめっこ。このペースでは頂上が厳しい。
とうとう、「ここでやめとくわ。あんたたち行ってきて。」リタイア宣言。

甲斐駒ケ岳。初めて登ったけどなかなか手ごわい山でした。
頂上がそびえ立って見えるんです。見える嬉しさ、見える辛さ。
時間と闘いながら、ヒイヒイ言いながら、やっと着いた山頂。滞在時間10分。
飲み込むように昼ごはんを食べ、記念撮影して下山。大忙し。

下山は下山で、バスに間に合うか?ハラハラドキドキ。
励まして、歩かせて、なんとか最終バスにギリギリセーフ!間に合ったー。
しかし、持病持ちの父は強かったなぁ。やるじゃん!父!頑張れ!母!

景色は?
早い時間は最高!だったんだけどなあ。
雨が続いていたせいか、天気が良すぎたせいか、ガスが早かったなあ。
頂上の景色は・・・。青空が雲に食べられ星空に。
星空
でも、両親は満喫できたみたいだし、なんとか無事に下山できたし、
めでたしめでたし!

高山病に悲壮感満載だった母は「富士山、無理かも」こぼしてた。
高度が下がれば、どこ吹く風。行く気満々である。
でも、今回の事は現実を知るいい機会になったみたい。
「本当に富士山に行きたかったらちゃんとトレーニングしなきゃ」
言ったよね?忘れないで。人ごとじゃないな。私もだ。

歌詞。牛歩ながらも合い間合い間に励んでおります。
当初、もっと早く完成できるかと思いきや、やはり甘くはない。
山の前夜も早く寝なきゃと思いつつ、
またもや、何もこんな時にやる気にならなくてもいいのに、22時頃まで格闘。
まやもや寝不足登山。の割には、どういうわけだか山ではまたもや元気。
気持ちはわかるけど、もう少し、いたわりましょうよ、私。


「白馬三山」 '09-07-24

また山?と言われそうですが、
白馬三山(白馬岳&杓子岳&白馬鑓ケ岳)に行って来ました!
雨に始まり雨に終わりましたが、2日目は天気に恵まれ大満足!

白馬三山  白馬三山&鹿島槍ヶ岳
↑この3つの山に登ってきました(写真をクリックすると大きくなります)

当初の予定は白馬岳&雪倉岳&朝日岳。
初日、暴風雨に見舞われ、計画が崩れ断念。
ならば方向&発想転換。

暴風雨とは、まさに暴風雨。
大の男が四つん這いになってもフッ飛ばされそうな暴風雨だったそうな。
私たちは挑む前に断念したので経験してませんが、
挑んで行ったほとんどの方が引き返して来ました。
そして、口を揃えたように「北海道の遭難が頭をよぎった」

無理はいけません。
せっかく来たんだから…、計画が…、気持ちはよーくわかりますが、
命の危険を冒してまで暴風雨の中を歩いても、まず、楽しくありません。
選択の余地なく耐えなくてはならない時はあるわけで、それだけで十分。

7年前、道を間違え、更に判断を誤り、暴風雨の中、
白馬岳に行ったことがありました。
同行した友人は低体温症になりかけました。

稜線でもない場所で暴風雨なら、白馬岳山頂付近はヤバ過ぎる。
想像がつきました。経験が活きたと言えばそうかもしれません。
でも、ここに留まれば計画が台無し。
最後、判断を任された私、「やめよう」冴えてたね!やるじゃん!私!

夜になり、ようやく暴風雨がおさまり、外に出た所、
なんと星が!満天の星空!
流れ星!願う前に消えた…。
いつ流れてもいいように願い事を唱えながら見上げる。
流れない。そんなもんだ。見れただけで十分だ。

翌日は見事快晴!青空!絶景!最高!
超理想的な雲上稜線散歩!
近年、稜線となると雨風に忍耐を強いられることが誠に多く…、
ようやく、360度の絶景の中を、景色に花に見とれながら歩けた。
最高!うれしいねえ〜。

白馬岳山頂より立山連邦  杓子岳 白馬岳山頂より剱岳  白馬鑓ケ岳山頂より白馬岳&杓子岳 

花と言えば、今回一番会いたかったのがウルップソウ。
限られた山にしか咲かない貴重種。
今までは枯れたウルップソウしか見たことがなく、一度見てみたかった。
「あったー!」友人と絶叫!大興奮!なめるように写真撮影!
ウルップソウ

ところが、その後、そこにもあそこにも一面ウルップソウ!大安売り!
こんなにあると、ありがたみが薄れるじゃないか!
ありがたく、目に心に写真に焼き付けてきました。

今回は痛い思いを二つ。
ブヨ?に顔を刺され、視界が狭まるほど醜く腫れ上がり。恐るべし!ブヨ?
もう一つは山靴のインソールをド忘れして足の裏が痛いのなんの。
たかがインソール、されどインソール。どっちも侮れません。
何かやらかすようです。

空もやらかしました!神のいたずら?奇妙な虹。昼と夕方2回も出現。
虹?空のいたずら?  虹?空のいたずら?
話せばキリがありません。
このくらいにしておきます。

おおっと!忘れちゃいけない!
祝!8連勝!強いぞ!ドラゴンズ!強すぎるじゃないか!
嬉しすぎるじゃないか!
優勝狙います!リーグ優勝に日本一だ!

2週続けての山。合い間に仕事。その合い間に音楽。
欲張り過ぎで、疲れ気味。当り前か。
好きなことをするのも、働くのも楽じゃぁございませんなあ。
身の程をわきまえ、ちょっとペースダウン。
山はひと休み。音楽にシフトチェンジ。無理せず参ります。


「北岳!初おひとり様山行」 '09-07-14

北岳(日本第2の高峰3193m)無事に行って来ました!
念願の山頂からの富士山!絶景!
幻の花、キタダケソウ!
初!おひとり様山行!

ビギナーズラックなのでしょうか。
すべてに恵まれ、感謝&感激&大大大満足!!!
おかげ様でバンザーイ!(またもや手前味噌)

いつもに増して長く暑苦しく語ります。覚悟して下さい。

北岳は実は3回目。登頂は4回目。正確には今回2回登ったから計5回。
これまで一度も景色を見たことがなかった。
いつも風雨に見舞われ真っ白け。言わば牛乳の中。
一度でいいから、北岳山頂からの絶景を見てみたかった。

青空のもと、登れば登るほど、どんどんいろんな山が見えてきて、
その度に感激!富士山が目に飛び込んできた時はびっくりしたー!
うわああーーー!!!富士山だ〜〜〜!!!

北岳からの富士山 (写真をクリックすると大きくなります)

仙丈ヶ岳が!甲斐駒ヶ岳が!間ノ岳が!挙げればキリがない!
更には北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳まで、ありえない!
これが見たかったんだよーーー!!!

そして、幻の花、キタダケソウ。
世界中で北岳にしか咲かない絶滅が危惧される貴重な植物。

北岳は100万年前に海底が隆起してできた山で、
キタダケソウが咲くのは、ある石灰岩の岩場だけらしい。
最近の研究で、この石灰岩が南太平洋のイースター島付近の海底で作られたことがわかったそうな。
長い時間かけて移動、隆起し、その後、氷河時代に北方からキタダケソウがやってきて北岳で出会った、という
なんとも想像の域を超えたロマンあふれる花。
幻の花と言われる所以です。

しかも、この花は、6月下旬から7月上旬にしか咲かない。
その時期はまだ雪が残り、冬装備が必要。おまけに梅雨時。
夏山にしか登らない軟弱トレッカーとしては、条件が厳しすぎる。

七夕の頃に山小屋に確認したら、まだ咲いている、雪の心配もないとの事。
でも、いくら咲いていても、探せれなかったら見られないわけで、
でも、強く願えば叶うのかも、と思わされる出会いがありました。

北岳肩の小屋に着いて昼食をとっていたら、
道中でお会いした3人連れの方が到着。
「キタダケソウを見に行くぞ!」と言うので、
「キタダケソウの咲いている所を知ってるんですか?」と私。
「この方にそんなこと聞いちゃあいけない、この方、北岳144回目だよ!」
!!!え!ナニ?144回だって!どうやって?北岳に!?ありえない!

というわけで、キタダケソウ探しに便乗させて頂きました。
あっちをチェック、こっちをチェック。
「ああ、ここも終わってるかー」と北岳おじさん。
次から次へと移動。必死について行く。

「あったー!!!」
「これがキタダケソウですかー!?うれしーーー!!!」
ありました!ありました!まだ咲いていてくれました!
私を待っていてくれました!
北岳おじさん曰く「これが今年最後のキタダケソウ」間違いない!

キタダケソウ (写真をクリックすると大きくなります)

実はキタダケソウとすごーくよーく似てる花があるんです。
これは本物を知ってる人じゃないとわからないし、まず探せない!
この方に出会わなかったら、間違いなく出会えなかった。
感謝!感激!ありがとうございます!
出会いに乾杯!

今回の目的は欲張りにも4つありました。
北岳からの絶景、キタダケソウ、初おひとり様山行、そして再会。

再会というのは、
2年前に「北岳肩の小屋」で雨宿りをさせて頂いた時に出会った方との再会。
山小屋のお手伝いをされてる方(父より年上?)で、
「どうだった?」と聞かれ「ライチョウとたくさん会いました」と私。
嬉しいかな悲しいかな、天気が悪いとライチョウに会えることが多い。
私がデジカメで撮ったライチョウ親子の写真を見て、
「送ってほしい」と言われ、恐縮ながらお送りしたのが始まり。

それから、春になれば「春ですねえ…」
初夏になると「北岳で待ってます」と、心温まる絵葉書。
今年も北岳よりお手紙を頂き、よし!今年は行くぞ!
山小屋に予約とキタダケソウと雪の状態と、その方の所在を確認したところ、
「もう、下山しました」と。「?え!」チカラが、気が抜けた。
「そー…ですか、そー…ですか、もう一度考え直します」と電話を切った。

どうしようかなー、天気予報チェックしては雨マークにため息。
雨の北岳はもうたくさん!だし、再会はできないし、
でも、せっかく休みを取ったし、キタダケソウを見るなら絶好のチャンスだし、
散々迷った挙句、軟弱トレッカーは雨に負け、中止と決めました。

そして、金曜日は完全に開き直り、例の如く汗だくで曲創りに没頭。
祝!新曲ほぼ完成!さあ、今夜はドラゴンズをメガホン応援だ!
19:30からのNHKの中継を心待ちにしていた所、天気予報。
晴れ!に変わってる!?
え!晴れ!?どうしよう?!えー、でもなーんも用意してない!
いや、でも、これは行け!ってことだ!私の為だ!行くぞ!

それからの準備の早いこと早いこと。
ゼロから用意してパッキングしてお風呂に入って、
ドラゴンズのサヨナラ勝ちに背中を押されて22時出発。
5時間運転し午前3時に駐車場。仮眠するも眠れず5時起床。

もっと寝てから出発しようか迷ったが、せっかくの晴れを逃してはならない!
いつまでもあると思うな、山の天気と景色。
疲れたら途中で寝よう!と出発。
それがどういうわけだか、寝てないのがウソのように元気。
気ままに写真を撮り、気ままに座り込み、一人歩きの新鮮さを満喫。

そして、念願の富士山&絶景、
北岳おじさんとの出会い、キタダケソウとの出会いにつながったわけです。
再会を果たせなかったことは心残りだったけど、
いやあ、行ってよかった。ほんとよかった。
思い立ったが吉日。吉日でした。
しかも大安でした。でき過ぎだ。

しかーし、怖れていたことが現実に。
重量オーバー&トレーニング不足により、
言いたかないけど、最後は少々びっこをひくほど膝が…。
そして当然ながら超筋肉痛。
だから言わんこっちゃない!今度こそ思い知ったか?私!